八幡のミネザクラ (ヤハタノミネザクラ)
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詳細
住所 | 栃木県那須郡那須町湯本八幡崎 |
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那須町湯本八幡崎。1966年(昭和41)8月23日県指定天然記念物。甲の木(下の木)樹高9m・目通り周囲1.6m・枝張り東西9m南北7.3m・推定樹齢150年。乙の木(上の木)樹高8m・目通り周囲1.8m・枝張り東西6.7m南北8.2m・推定樹齢150年。一名タカネザクラは本州では亜高山帯の植物であり,本県でも1000m以上の山ならばどこでも見られる。この2本の木のある所は八幡温泉のすぐ裏山の自然研究路ぞいで,海抜約1050mの落葉樹林内である。普通は風当たりの強い亜高山に多いので,樹高は2m以下,太さも径20m以下であるが,この場所は東向きの斜面で風当たりが弱いため,このような大木になったのであろう。ミネザクラでは全国的にいっても大きい方である。開花期は5月10日頃で,周囲の木々はまだ芽を出していないので,すぐ下の青年の家からは,赤い新芽もよく分かる。なお,ミネザクラの太いものは那須の高雄温泉と飯盛温泉跡の間にもあり,胸高周囲が1.95mもあるが,幹は途中でほとんど枯れてなくなっており,かろうじて生きている