横田千之助 (ヨコタセンノスケ)
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1870~1925年(明治3~大正14)。政友会代議士。足利市出身。足利の織物商の家に生まれたが,幼少の時,家業が倒産し上京。東京法学院(現中央大学)で学ぶうち星亨に見出され書生となる。1912年(大正元)立憲政友会より代議士に当選。以後5回当選。1914年(大正3)政友会幹事長。1918年(大正7)原敬内閣の時,法制局長官。第2次護憲運動に際して政友会総裁高橋是清を支持して,立憲政友会を護憲運動に参加させる立役者となる。1924年(大正13)の総選挙で護憲三派が勝利を収め,加藤高明内閣が成立した時,立憲政友会を代表し,司法大臣として入閣。法相在任中死亡。ワシントン軍縮会議に全権団の顧問として出席した際,世界の人種差別問題に深い関心をいだき,帰朝後,「因襲打破に関する建議」を46議会に上程して自ら説明演説を行い,同和事業研究会を組織してその会長に就任した。また法相時代,貴族院制度改正調査委員会を発足させ,貴族院の特権的制度改正に尽力し,自ら改革案を策定したが,成案を見るに至らずして逝去した。