賀蘇山神社 (ガソヤマジンジャ)
詳細
住所 | 栃木県鹿沼市粟野町入粟野 |
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駐車場 | あり |
旧郷社。鹿沼市粟野町入粟野。通称おざく(尾鑿山)さん。
主祭神は天御中主大神、月読命、武甕槌命。例祭は9月23日、2月20日、11月29日、9月13日。
毎年9月23日の例祭には関白流獅子舞が奉納される。また吉田神道直伝の太々御神楽があり、例祭でも奉奏される。
遥拝殿は総けやき造りで60年の工期を要し、元禄14年(1701)に完成した。
精巧荘厳な彫刻が施されたこの建物は日光東照宮を手掛けた宮大工が棟梁として関わったと言われている。
境内中には幹の周囲が14.8m・樹高70m・推定樹齢約1800年の神代杉があったが、明治44年7月20日に落雷をうけて三日三晩の猛火により焼失し、今は地上2.5mの切株のみが保存されている。
旧紀『賀蘇落穂』によれば、「山内の剣の峯に賀の岩蘇の岩と称える天造奇極の2霊岩突起するあり。賀とは五穀豊穣、蘇とは医薬長寿としてその念願を叶えた。この名を採って賀蘇山の神と称えた。」とある。日本三代実録(六国史)には、陽成天皇の元慶2年(878年)に朝廷より従五位下の神階を授けられたとある。
神社の本社は尾鑿山(石裂山)の山頂付近にある岩屋に鎮座している。