八方ヶ原 (ハッポウガハラ)
詳細
住所 | 栃木県矢板市下伊佐野 |
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照会先 | 矢板市観光協会 |
照会先電話番号 | 0287-43-0272 |
ホームページURL | http://www.yaita-kankou.com/ |
高原火山連峰の一つ。剣ヶ峰(1540m)東側標高1000~1200mのなだらかな斜面をなす高原の総称で、大間々台、小間々台、学校平などからなる山腹緩傾斜面である。
初夏6月には大間々台を中心に小間々台に亘る約2.5キロ平方メートルが、群生するレンゲツツジの花で全山紅の海と化す景観はみごとである。
さらに8月はじめにはアカバナシモツケソウなどが咲き、雄大な関東平野の眺望とともに大自然の楽園を出現する。1950年(昭和25)9月、日光国立公園に編入され、近年は観光開発も進み、学校平には矢板市営の国民保養センターが建てられ、民営による貸別荘などもできた。大間々台には展望台が設けられている。
1970年(昭和45)には矢板市泉から観光道路が大間々台まで完成し、5月から10月の土・日曜日や祭日には定期バスが運行する。
塩原方面や県民の森方面へのハイキングコース。山の駅高原やキャンプ場等の各施設。それに俗化されない大自然がそのまま残っていて多くのハイカーに利用されている。
学校平一帯の斜面は、軍馬育成牧場の跡で、現在は乳牛や肉牛の放牧場(八方牧場)として、春から秋にかけては草を食む牛の牧歌的な風景に接することができる。
八方ヶ原に生息する鳥類には、イカル・イワツバメ・アオジ・カッコウ・ビンズイ・オオルリ・キビタキなどがおり、昆虫類にはウスバシロチョウ・アオバセセリ・ミドリシジミ類などの蝶、全国的に珍しいガ(蛾)のフジキオビ、甲虫ではルリボシカミキリなどがいる。
植物では、マンネンスギ・ミズナラ・クルマユリ・ダケカンバ・ヤナギラン・マツムシソウ・アスヒカズラなどが分布する。