藤井古墳群 (フジイコフングン)
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詳細
住所 | 栃木県下都賀郡壬生町 |
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壬生町藤井。黒川の左岸段丘上にある後期の群集墳。前方後円墳の吾妻岩屋古墳を中心に43基が群在し、うち12基が調査されたが、10基以上は未調査のまま壊滅した。
12基のうち19号墳は長方形墳で、両袖形横穴式石室を主体部とし、小玉・耳環・須恵器の長頸瓶が出土した。25号墳は方墳で両袖形横穴式石室を主体部とし、玉類・耳環・須恵器甕・提瓶が出土した。30号墳は円墳で家形石棺が発見された。36号墳は円墳で横穴式石室を主体部とするが、遺物は未発見であった。
38号墳は円墳と思われ、両袖形横穴式石室を主体部とし、耳環・直刀・鐔・壼鐙が出土した。7世紀頃の群集墳。