葛生の石灰 (クズウノセッカイ)

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詳細

住所 栃木県佐野市
照会先 栃木県石灰工業協同組合
照会先電話番号 0283-85-3700
ホームページURL http://www1.ocn.ne.jp/~lime2000/

葛生(現佐野市)に石灰が発見されたのは、慶長年間のことであるといわれるが、寛永年間に江戸城修復、東照宮造営に御用灰として用いられたのが記録に残るのが初めである。
1746(延享3)年には、建築用農業用として諸国売捌きが許可され、江戸表に御用石灰会所が設けられ、盛況をきわめた。明治に入って、谷焼法が発明され、安蘇馬車鉄道の開通と相まって生産は向上し、1910(明治43)年野州石灰製造同業組合も結成された。
現在は、農業用、土木建築用、鉄鋼用、化学工業用等、多方面にわたって広く愛用されている。ドロマイトは、苦灰石とも呼ばれ、全国埋蔵量の80%強を占めており製綱用、建築用プラスター、苦土質石灰肥料等として全国に販売されている。当時の採石場と加工場跡にある嘉多山公園には、石灰岩を焼成した窯跡等が保存されている。葛生伝承館には石灰を使ったフレスコ画が描かれている。

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