観音寺 （カンノンジ）
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詳細
| 住所 | 栃木県日光市 |
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820(弘仁11)年空海が登晃の折、景勝の地を賞でて自刻の千手観音を祀ったのが開基と伝える。
1509(永正6)年宗長が「坂東より京鎌倉の町有て市の如し」と述べた頃は「栄蔵坊」と号して、山下に六供(宝珠院・円長坊・真乗坊・守蔵坊・安養坊・宝蔵坊)の支坊を擁する真言宗の古刹だったが天正の末に衰退。
東照宮御鎮座の後、1627(寛永4)年天海から「鉢石山無量壽院観音寺」の山号を与えられて天台宗となり、「鉢石宿」住民の香華院となった。
本尊は阿弥陀如来。初代は俊誉。1684(貞享元)年・1846(弘化3)年の再度の失火で、寺伝の文書・宝器を焼失したが、残った「鉢石山大過去帳」に「元禄十二乙卯六月二日 妙泉 上丁五左衛門妻」と見え、奥の細道を旅した芭蕉が宿をかりた「仏五左衛門」と縁者と目されている。
飛地の境内(稲荷町)に神仏一体で祀られた虚空蔵尊(磐裂神社)があり、勝道上人以来の日光門前の東町住民の鎮守として尊崇されている。
