精錬所大煙突 (セイレンジョダイエントツ)
詳細
住所 | 栃木県日光市足尾町 |
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1973(昭和48)年に閉山したその後も輸入鉱石の製錬を続けていた古河機械金属(旧古河鉱業)足尾製錬所であったが、1989(平成元)年、事実上の操業停止となった。
これをうけ監督官庁の経済産業省から解体・撤去するよう指導を受けたが、その解体事業が本格化するのと同時期に、足尾銅山の世界遺産登録を目指す取り組みが動き始め、これを受ける形で日光市側は文化財としての価値を損ねないような保存を古河側に要請し、古河側は同製錬所のシンボル的な存在であったこの大煙突を含む11施設・機器を残すことになった。
大煙突の高さは48メートルあり遠目からでもその巨体を見る事ができる。現在(2012年)施設内は(鉱山施設として扱われることから)鉱山保安法の制約を受けており一般の人の立ち入りが認められておらず、観光施設としては法整備を待つ段階にある。
写真は県道250号から渡良瀬川を挟んで撮影したもの。