新宮准后の宣旨 (シングウジュンゴウノセンジ)
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住所 | 栃木県日光市 |
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室町時代中期の1489(長享3)年6月20日付にて、それ迄正一位勲一等の神位であった二荒山新宮(現在の本社)が准后の位に叙せられる。
これに関する神宣、口宣案、臨時祭礼目録、等の文書類は現在二荒山神社に所蔵されている。この処遇は日光山のみならず関東においても破格であり、日光の最も繁栄した時代を偲ばせる事蹟である。
この宣旨により臨時大祭が執行され神輿三基も改修され、田楽、猿楽等の神賑行事も行われたことが知られる。
宣旨文には上卿職として時の権力者日野野中納言の名も見られ、日光と室町幕府、朝廷などの深い因縁をうかがわせる。