小俣板碑 (オマタイタビ)
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詳細
住所 | 栃木県足利市小俣町 |
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足利市小俣町にある県指定有形文化財。石質は緑泥片岩で高さ199cm、幅43cm。
頭部は山型で低く古風な作りであるが、装飾性豊かで保存も良く非常に珍しい板碑である。
外周の2本の輪郭帯には散蓮華の陰刻が多数あり、内部上方に美しい図案の天蓋が陰刻されている。
その下の阿弥陀如来は半肉彫り、脇侍の観音菩薩・勢至菩薩は顔を半肉彫り、それ以外を線彫りで表されている。
下方には草書体で「右、為性阿弥陀仏、成仏得道、文永十二年乙亥三月日、行忍敬白」という刻銘がある。
行忍という人物がどういう人であったのかは分かっていない。