光尊寺 (コウソンジ)
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詳細
住所 |
〒 329-2745 栃木県日光市 |
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足尾町(現日光市)の中西部にそびえる標高1892mの庚申山の南麓に発し、銀山平を経て、急湍をかみながら南東流し、
切幹で、渡良瀬川に注ぐ小渓流である。また栃木県所有の発電専用ダムの庚申ダムがある。庚申山は円錐状成層火山であったが、
侵食が進み、山頂は奇岩怪石をともなう絶壁をつくる名峰である。その南斜面の水を集め、裏見の滝をつくり、
砂岩・頁岩の岩を鋭くうがち、梵天岩・一の門・二の門・鶴亀岩などの天造奇岩を造形しながら銀山平に下る。
左岸には備前楯山が聳え、かつて銅がその下で採掘され、庚申川底側からも坑道が入り込み、
大正時代には小滝銅山として栄えた。1964年建立の「ここに小滝の里ありき」の碑が立っている。
丘くに国民宿舎「かじか荘」がある。沿岸の新緑・紅葉は美しく、天然記念物、食虫植物のコウシンソウの群落もあって、
訪れる人を感動させる。