小松原遺跡 (コマツバライセキ)
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詳細
住所 |
〒 324-0403 栃木県大田原市湯津上 |
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湯津上村湯津上(現大田原市湯津上)。本遺跡は那珂川右岸の河岸段丘上に所在し、古墳時代から奈良・平安時代の集落跡である。
遺跡東方100mには那須国造碑、さらに下侍塚古墳があり、古代那須国の中心地域に位置する。
1977(昭和52)年に県教委文化課が2次にわたり発掘調査を実施。調査の結果、古墳時代前期の住居跡4軒、
奈良・平安時代の住居跡49軒を検出。特に奈良・平安時代の住居跡から多数の墨書土器が出土して注目された。
1次調査の24号住居跡からは「厩」「寒川」等の墨書土器が出土しており、遺跡の性格を考える上で重要。
すなわち、本遺跡が駅家に関連する遺跡の可能性があり、調査地区に近接して「磐上駅」が存在したともいわれている。